49日
とらじの49日を終えた。
自分なりの祭壇を作り、毎朝線香をあげ、語り、涙してきた。
遺骨はこれからも家に置いておくことにした。
亡くなる前後1週間くらいはほとんど眠れず食べれず
息するのも苦しくて、本当に自分もこのまま死んでしまうのかなとも思ってた。
今でも楽しかった日々より亡くなる直前に見せた苦しそうな表情や鳴き声、無理やり飲ませた薬を吐き出す姿ばかり浮かんでしまい
あの時書いたブログも、辛くて一度も読み返していない。
とらじの病名は「肥大型心気症」だった。
早期発見が非常に難しく、症状に気付いた時は末期という恐ろしい病気だった。
最初から最後まで「俺様」を貫いたとらじ。
常に自分の居心地の良い場所に居座り、用事がある時だけ俺に擦り寄ってくる姿がとても愛らしかった。
最後は大好きなコタツの近くで全く動かなくなり、ご飯も一切口にせず、体も冷たくなっていった。あのまま静かに最後を迎えたかっただろうに
無理やり病院に連れて行き、痛い思いをさせながらストレスの中、息を引き取ってしまった。
俺の40代はとらじとの10年だった。
仕事でもプライベートでも辛い記憶しかない。
周囲の期待に応えようと、心身ともにキャパオーバーな日々の中
「俺様」なとらじの振る舞いにどれだけ救われてきたのだろうか。
「お前が死んだら俺も死ぬー!」てぷにぷにのお腹に顔渦くめながら泣くのが俺の立ち直りルーティンだった。
最悪の10年を共に過ごした最高の最強の最愛の相棒だった。
俺はもう完全に立ち直ることはないだろう。
けどそれでいいと思ってるし、この悲しさを抱え込んで生きている限り、心の中にはとらじの魂が宿っていると思ってる。
家中のありとあらゆる場所がとらじとの想い出だらけで、何かする度に涙が出てしまうけど、外ではいつも通り笑ったりできるようになった。
長く苦しい49日間は、弱くて未熟な俺を少しだけ強くしてくれた。
愛してやまないとらじの魂と「俺様」な余生を過ごして行きたいと思う。
ありがとうとらちゃん。生まれ変わっても一緒になろうね。